UTAUについて
本格的に使い始めてからは、まだ半年くらいしか経っていません。
私は現在「edingWiLL」というバンドで活動をしていまして、UTAUはそこにオリジナル曲を持ち込むためのデモ音源として採用したのが始まりです。ですから、最初はまったく調声などせず、素のまま歌わせていました。
コロナ禍でバンド活動ができなくなり、音楽活動もStayHomeでできることを模索した結果、UTAUで自作曲を動画サイトに発表していこうと思い立った次第です。
ボカロではなくなぜUTAUなのか?ということについては単純に「コスト」と言いたいところですが、そういうことではありません。
実は、私の娘が5〜6年前にUTAUの視聴にハマっていた時期がありました。
その頃、UTAUではコミュニティーが充実していくことでいろいろなライブラリーが増えていく様を目の当たりにしており、初音ミク中心のボカロより幅の広い音楽ができるのではと思い、採用させていただきました。
Windows(UTAU)ではなくMac(UTAU-Synth)なので、仕様が違うにもかかわらず情報が少ない等、様々な課題と直面しましたが、その都度何とか解決して今に至ってます。
UTAU-Synthは連続音設定を別途やらなくていいので、そこはラクですね。
最新OSのCatalina(当時)でちゃんと動くか不安でしたが、今のところ問題はありません。
調声ですが、やはりネット上でも情報が少ない中、実際にやりながらトライ&エラーでやってきたというのが実情です。YouTubeやニコ動の実際の楽曲を聴いてくださればわかる方はわかると思いますが、最初の頃にアップロードした曲は殆ど調声せずに素のまま歌わせており、その後徐々に調声の比率が上がっています。
「Scarlet Wind」で始めて闇音レンリさん(連続音Ver1.5)を使いましたが効果的な音素が多いですね。ウイスパーやエッジ、裏声などを多用しています。
でもやっぱりこれ、何でもドバドバ入れればいいというものではないですね。
「ここぞ」という時にのみ入れる、というようにしないと、特殊音素がかえって目立たなくなります。「Scarlet Wind」はやり過ぎちゃってかえってイヤらしくなっちゃいましたね。
ちなみに、レンリさんの音源(連続音Ver1.5)ですが、ダウンロードしてそのまま使おうとするとMac(UTAU-Synth)では止まってしまいます。
フォルダの中に「frtファイル(周波数表をテキスト化するため、resamplerのtフラグ指定で作成されたもの)」と「uspecファイル(原音設定時にできるキャッシュファイル)」があるのですが、これらをMac(UTAU-Synth)がうまく読み込めないからだと思います。
周波数表についてはfrqファイルがあれば動作します。そもそも、frtとuspecは必要ありませんので、フォルダから削除してしまえば使えるようになります。
(この情報、知っている人は知っているんですかね...? 私はネット上でいくら探してもみつかりませんでした。仕方がないので自力で解析して何とかしました。一応共有させていただきます)
現段階(2022/03)で使っているライブラリーは、以下の通りです(順不同)。
・暗鳴ニュイさん
・仄歌エリーさん
・闇音レンリさん
・緋惺(Akesato)さん
「黒猫リベラリズム」は最初ゲキヤクさんで作っていましたが、制作中に音源配布が中止されたので、緋惺さんに変更しました。ゲキヤクさんはダウンロード済みの音源は使用可能とのことですが、はじめて使うライブラリーがすでに配布中止のものというのもどうかと思い、変更した次第です。
えいてぃ〜ずの曲にはこんなキャラクターがいいよ〜、と言ったご意見ございましたら、YouTubeやニコ動のコメント欄なんかにコメいただけますと幸いです。